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ここまで来た医学の進歩 注目の先端医療 心臓病治療

      2016/02/20







ここまで来た医学の進歩 注目の先端医療 心臓病治療の分野




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日本人の3人に1人の命を奪う国民病の「ガン」
「過去の病」と言われる日も近い⁉
そう信じたくなるほど昨今の医療の進歩は目覚ましい。
注目の先端医療とその可能性について調べてみた。




心臓病治療での先端医療

心臓病の分野でも医療の進歩はめざましいものがある。


例えば、2015年9月、7件という限られた治験症例数
にもかかわらず、異例の早さで厚労省の製造販売承認が
下りた「ハートシート」
だ。


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これは虚血性心疾患の重症患者を対象に行われる再生医療
で、医療機器大手のテルモが開発した。


なぜスピード承認されたのか?


異例の早さで製造販売承認が下りたのは、再生医療の進歩
を後押ししたい国の意向が働いている。




テルモ広報室は治療方法について次のように説明している。

「患者さんの大腿部から骨格筋を採取して、『骨格筋芽細胞』
を培養します。

他人の細胞が混ざってはいけないので、1つの細胞培養室で
1人の患者の細胞しか扱わない、完全なオーダーメイド治療
です。

それから培養された細胞を病院でシート状に加工して、患者
の心臓へ移植します。

白色半透明の薄い膜で、計5枚、約3億個の細胞を移植する
ことになります」





これまで、このような心疾患は重症化すると心臓移植や人工
心臓を実施するしか治療の方法がなかった。


とりわけ日本では心臓移植のドナーが少ないため、なかなか
治療できない人も多く、再生医療が治療の新しい選択肢に
加わることの意味は大きい。


オーダーメイドでの治療になるので費用は1500万円
かなりの高額になるが、保険が適用されるため、実際に患者
支払う金額は多くても20万円に抑えられる。


心臓の手術は、心臓移植(約3000万円)、補助人工心臓
(約2000万円)と超高額になることも多いので、これでも
比較的「安価」な治療方法と言えるかもしれない。





身体にやさしいカテーテルを使った心臓先端医療

心臓の最先端医療では、大動脈弁狭窄症の治療で行われる
TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)も話題だ。


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この病気は、心臓の出口にある大動脈弁が狭くなり、心臓が
動いても少ししか血液が流れなくなる病気で、高齢者に多い。


患者が若く体力があれば、胸を開いて外科手術を行うが、
高齢者の場合は手術の負担に耐えられない。


そこで身体に優しい低侵襲治療ができないかと開発されたのが
血管にカテーテルを通して治療するTAVIだ。





年間80件以上の症例がある仙台厚生病院循環器内科の
多田憲生医長はこう語る。

人工弁(生体弁)を小さくたたんで、足の付け根から大動脈
に入れたカテーテルを使って心臓まで運びます。

そして狭くなった弁のところで、人工弁を膨らませて置いて
くる。

手術は1時間程度で、麻酔の準備を入れても2時間程度と
短い。

ハイブリッド室という特別な手術室でX線による透視画像
を見ながら治療を行います。

手術が昼頃終われば、夕食はもう自分の口から食べられるし
翌日は歩いてリハビリもできるようになります。

それほど患者さんの負担が軽いのです





現在TAVIの治療ができる医療機関は全国に78施設
ある。


ただし、最新の治療法であるため、十分な症例をこなして
いないところもあるので、病院選びには慎重を期したい。



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